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2004年03月13日

■ ブルームーン / 森脇真末味【コミック】

Blue Moon  1 - 2 - 3

好きな漫画っていうのはいくつもあるけど、好きな漫画家は?って言われれば、森脇真末味さんということになります。どの人でも主人公になれる、魅力的な登場人物。抑制されたようで情熱的な画風。ウィットに富んだユーモアセンス。緩急も程よいドラマチックなストーリィ。それらを兼ね備えることが、真面目で深いテーマを、説教じみることなく感動的に伝えられる理由なんでしょうか。

森脇真末味さんの作品はどれも大好きだけれど、おそらくこのブルームーンが一般に代表作ということになると思います。家も戸籍もない美形の双子、性格は正反対の英一と英二。現実には居そうにない彼らの、これまた非凡な運命が、何故にこんなにリアリティを持って読み手に現実を突きつけるのか。

現在、復刊ドットコムにて復刊が実現され、3冊にまとまったものが入手可能に。普段漫画を読まない人も、漫画がちょっとでも好きな人ならなおのこと、この機会に是非とも読んでもらいたい作品です。

あと、ジュンク堂池袋店 地下コミック売り場で3月20日より「森脇真末味原画展」なるものをやるそうです。




投稿者 参謀 : 2004年03月13日 |

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■ この記事へのコメント

懐かしいです。高校の時にプチフラワーで何度も何度も読み返しました。確か「ゼネツィオの庭」というタイトルで、このシリーズ全体からすれば、ブリッジのような内容のストーリーだったと記憶します。急に読みたくなってきました。あれから20年、昔の感性とはまた違った感じで作品が読めそうです。本屋に行ってきます。

投稿者 : 2004.03.13

ゼネツィオの庭、あれも良いですね〜
ブルームーンの双子が最初に出てきたのは、たぶんその前の巻、短編集2の「踊るリッツの夜」に収録の「Time」だと思います。その辺も復刊確定してるみたいですね。
実は「山羊の頭のSOUP」 は持ってないのです。復刊投票してきま〜す。

投稿者 参謀 : 2004.03.14

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