■ 13CHANSONS / 夏木マリ
元ピチカート・ファイブの小西康陽氏プロデュースによる一連の夏木マリのベスト盤的コンピレーション。
当初アナログ盤のみだったが、現在はCDがある。
とりあえずこの1枚でおおかた網羅されているけど、
オリジナルのミニアルバムはコンセプチュアルで良いので
本当はそちらをおすすめします。
小西氏は本当に幅広いジャンルの歌をつくっているけど、
これが僕の一番のお気に入りです。
シャンソン…ジャズ…ジャズ・ボッサ?造られた世界だけれど、
ここまでハマっているともう名作映画のようですね。
九月のマリー
シリーズ最初のミニアルバム。
わかっちゃいるけど泣けてくる、名盤。
2003年09月07日
■ SKY NUTS / かせきさぃだぁ≡
かせきさぃだぁ≡のセカンドアルバムはトータルコーディネートされた感じの、完成度の高い名盤だ。
実際に南佳考とのコラボレーションが実現した「Pop Art」、
音楽がキリンジの堀込高樹、 歌詞が かせきさぃだぁ≡の加藤丈文
という至上の組み合わせの名曲「午後のパノラマ」など、
聴きどころ満載。
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■ BEST OF かせきさぃだぁ≡ / かせきさぃだぁ≡
90年代っていうのは、いわゆるサンプリングによって過去の音楽を分解、 再構築し、新しいサウンドを創造する
っていう手法が台頭したわけだが…
かせきさぃだぁ≡は歌詞でそれをやってしまった。
ラップとも語りとも呼べないそのスタイルに
ノスタルジックなムードがコラージュされたそれは、
90年代 の終わりに生まれた新しい価値観というのは言い過ぎか。
音楽のサンプリングにも言えるけれど、
ただツギハギするしかできない人の仕事と
能力とセンスがある人が消化した上で作りだすものは全く違う。
もちろん、彼は後者だ。
はっぴいえんど、キャラメルママ、シュガーベイブ、
ナイアガラ、 佐野元春、スタイル・カウンシル …
そんなキーワードにピンと来る人はニヤリとするんじゃないかな。
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