2003年12月25日
■ song book / éclair
クリスマスとは関係ないんだけど、ちょっとジャケがクリスマスっぽいので思い出しました。紹介しておきます。
もう今年のはじめ、一月だったか、インディーズのコーナーでピピっと来たので音も聴かずに購入したエクレール。かなりお気に入りなんです。ちょっとキリンジと関係あったり、その1ヶ月ほど前、2002年12月のライブを最後に解散してしまったことなどをすぐ知りました。一足遅く、残念な思いをしました。
音的には…何だろう、基本的にアコギ、鉄琴や笛等そのへんにある楽器、パ−カッション…などを使った3ピースで、ソングライティング&アコギの金子さおりさんの物憂げなボーカルが郷愁の彼方へひきずりこんでくれます。…って何だかよくわからんですね。もしどこかで見かけたら買うべし。僕の紹介してる他の音楽の趣味と合うって人なら、きっとエクレールも好きでしょう。
2003年11月26日
■ 空から落ちてきた / moo-Chies
荒井良二氏の絵のジャケットが目にとまり、手にとりました。moo-Chies のセカンドアルバムとのことでした。ピアノものロックが好きな人はお薦め。クラムボンとか好きな人も当たりかも。
僕はブラジル好きなので2曲目の最後のあたりが合唱系サンバぎみになってるあたりに引っかかりましたが、いいですね。変にモロにブラジルというか、本格的なサンバを日本人がやってるのとかってんじゃなくて、ポップソングの中で適当に「サンバも素敵だよね」なノリで雰囲気だけやっちゃってるの、実は好きなんです。だって僕たち日本人なんだもの。
MAGNET/biosphere Records >>2003年10月12日
■ PEACE & UNDERSTANDING IS HARD TO FIND / JR. WALKER & THE ALL STARS
MOTOWN のシンガーやグループの中でも異彩を放っていた ジュニア・ウォーカー。サックス奏者である彼だが、自身のアルバムではその声でも尖ったシャウトを聴かせてくれる。
よく耳にすることができる60年代のアルバムは、それでもいくぶんMOTOWN的なわけだが、70年代の作品はひと味違う。このアルバムは73年という、まさにポップミュージックのマジックが渦巻く年代まっただ中。ジャケットはスティービー・ワンダーのインナー・ビジョンズと同じ人ですね。いわゆるファンキーでメロウなレアグルーヴ的なサウンド(笑)…と言ってしまうとベタだが、本当にかっこいいのだ。でも実は…
MOTOWNのANTHOROGY / JR. WALKER …要はベスト盤の2枚組も持っているんだけど、これにいくつか入っている72年作品がさらに良いのだ。しかし、僕は72年のアルバムって見たことも聞いたこともない。誰か知ってる??
ちなみに「WALK IN THE NIGHT」「GROOVE THANG」の2曲。
曲は Johnny Bristol だったり。
*追記 -- WALK IN THE NIGHT の方は iTunes Music Store にもありました。iTunes 4 を使っている方は今すぐ試聴できます。
2003年09月28日
■ 会えない人 / 羅針盤
これ、すごく良いですね、知らなかった。こういう美しくも混沌としたギターサウンドには弱いんだ。カンベンしてください。他のも買っちゃうぞ。タイトル曲の「会えない人」(試聴)、僕の大好きな「汽車」っていう久保田麻琴の古い歌があるんだけど、それをちょっと思い出しました。お門違いかな?
Tractor Entertainment >>
2003年09月21日
■ Pet Sounds / The Beach Boys
あまりにも有名なアルバムなので、僕が紹介することに意味があるのかとも思ったんだけど、やっぱり最高だし。僕はこのアルバムを知る前と後で、ビーチ・ボーイズへの印象はガラリと違ったものになった。おそらく皆そうなんだろうと思う。
実際はビーチ・ボーイズというより、ブライアン・ウィルソンのソロアルバムと言ってもよい内容なのだが、とにかく彼ほど天才という言葉の似合う人もいない。どこがかって?それは聴けばわかる。それほどにこのペットサウンズは、ある意味異様な名盤なのだ。
サイケデリック?ポップ…?いや、僕の陳腐な言葉で語っても意味は無いか。説明は他のサイトにいくらでもあるだろう、聴かなきゃはじまらない。 先入観はどこかへ放り投げて、買ってみよう。絶対に損はないと思うよ。
一番有名な曲「God Only Knows」を指して「この世のものとは思えない美しい曲」と言ってたやつがいたっけな。僕もそう思う。
これが好きな人はハイ・ラマズも聴くと良いよ。