■ Trio Mocotó (Edição Histórica) / TRIO MOCOTÓ
僕がはじめて聞いたトリオ・モコトーがこのCD。店内でかかっていたその底抜けに明るいサンバのリズムとソウルフルなメロディーにもう夢中です。
アルバムというのでもなさそうなこのチープなジャケットのCD、どうもベスト盤みたいなものらしく、近年の再結成以前のオリジナルな活動時期、70年代のオイシイところが詰まっている感じです。こればっかりは見かけたら即GETです。
マシュケナーダで有名なジョルジ・ベンのバックを務めるとともに、自身たちもメチャクチャ魅力的なアルバムをリリースしていたコーラス&パーカッション・トリオ、トリオ・モコトー。サンバ・ロックだとかソウル・サンバだとか言われるものは多々あれど、やっぱり最強です。
2004年04月02日
■ VENTO SUL / MARCOS VALLE (1972)
マルコス・ヴァーリは実に様々な顔を持っていたりします。60年代には名ボサノヴァ曲「サマー・サンバ」(So Nice)がヒットしたと思えば、70年代にはこのアルバムのような独自の革新的ポップソングを展開。90年代のクラブでのブラジリアンブームでは、ブラジル的レアグルーヴの騎手のように崇められていたのも記憶に新しいです。もともとたくさんのカヴァーが存在する「Batucada」などは、テイ・トウワあたりで聴いたことがある人も多いのではないでしょうか。
この「ヴェント・スル」は、当時のマルコス・ヴァーリのライブでバックバンドも務めたオ・テルソと共に作り上げたもの。サイケデリック・ポップやロック的な要素が大きなブラジリアンの土台の上に展開するような、まさにMPBの醍醐味そのもののような傑作アルバムです。コンピレーションで、この中の「DEMOCÚSTICO」を初めて聴いた時は、たいへんショッキングでした。
2004年03月01日
■ Flor De Lis / Djavan
先日紹介した「A Voz - Ao Violão - A Musica de Djavan」ですが、 サタケ家さんによると、「Flor De Lis」というタイトルでジャケットも違うという形で中身が同じものが売られているようです。僕のはBOMBA RECORDSがオリジナルのままCD化したもののようです。
HMVにはありました。買うべし!&でも高い!?Amazonでは安いけど売り切れ。でも試聴できます。
2004年02月12日
■ A Voz - Ao Violão - A Musica de Djavan / Djavan
スキャナも買ったことだし、またいくつか僕のお気に入りでまだ紹介していなかった音楽を&
ジャヴァンはMPBの中ではけっこうメジャーで、スティーヴィー・ワンダーも参加したLUZ(ルース-光-)なんてアルバムも有名だったりするんだけど、この1枚と言えばやっぱりこのファーストアルバム。ジャヴァンの唄、ギター、そして音楽、みたいなタイトルにふさわしく、短髪の初々しい?(実は29歳!)ジャヴァンとその音楽がここにある。
ジャヴァンと言えばMPBの中でもソウル色の強いミュージシャンだけれど、このアルバムはかなりブラジル寄りだ。それでもそこから飛び抜けているジャヴァン的な部分は最初からあって、なんと言うか絶妙のバランスなんですわ。ブラジルのミュージシャンたちがカヴァーしているのもこのアルバムからが多いです。
iTunes Music Store にはこのアルバムはないけど、
こちらがDavjanのコーナー。
僕のおすすめはこのへんかな?
Tem Boi Na Linha
Samba Dobrado
Pedro Brasil
◆追記:内容が同じでジャケットもタイトルも違うものが出ていたようです。→Flor De Lis
2003年09月22日
■ TONINHO HORTA / Toninho Horta
試聴して1曲目イイ!と思い、すぐにとばして2曲目の頭を聴いて、もう試聴中止。こりゃ買って帰ってゆっくり聴くぞ!と思った。
後で知ったんだけれど、これが再販が待ち望まれていた
トニーニョ・オルタのセカンドアルバムだったらしい。
ファーストと比べて明るいイメージです。
フラヴィオ・ヴェントゥリーニとの共作と思われる
最初と最後の曲は特に素晴らしいです。
壮大な管弦アレンジにタイトなギターが絡む&
こういうのに僕はすごく弱いんだよなあ。
FLAVIO VENTURINI E TONINHO HORTA
フラヴィオ・ヴェントゥリーニとトニーニョ・オルタ。
2人がいっしょにやったライブの音源。らしい。
予備知識ゼロなので、ジャケットと聴いた内容そのまんまです。
僕が見たライブはトニーニョ・オルタが一人でギターシンセとか
使ってたけど、こんなライブも見たいもんだなあ〜